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8月31日 -家捜し②-

午前中、総領事館のIさんが紹介してくれた不動産業者のオフィスに行ったのですが、「今、物件の手配中なので今日は見せることができない」と言われてしまいました。
まあ、即日では準備できないというのはもっともなので、むしろ適当には紹介しないという点で信頼できそうです。

この不動産業者、奥さんが日本人だそうで、「日本人が求める物件はだいたいわかるから安心して」との心強いお言葉。
これまで30人以上の日本人駐在員の家を紹介してきたそうで、頼りになりそうな印象を受けました。

今日中に実地を見に行くつもりで時間を取っていたのですが、30分ほどの話で終わってしまったため、肩透かしを食った感じです。
今日は事務所で午後3時から面談予定なのですが、ちょっと時間が空いたため、いったんホテルに戻って一休み。

頃合いを見て、ホテルを出発します。
今日は、事務所で今後私への対応を担当するアソシエイト弁護士のGaneshと面談することになっています。人事担当者によれば、法律の話から生活の話まで、わからないことがあれば何でも彼が対応してくれるとのこと。

Ganeshとは1時間程度話しましたが、インド訛りが少ない英語は聞き取りやすく、とても楽にコミュニケーションできました。
教育水準が高いインド人は、比較的きれいなイギリス英語を話してくれるので助かります。
生活の話はもちろん、(私にとっては)久々に法律の話もしました。

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最近は完全にムンバイの生活情報ばかりになってしまっていますが、このブログのメインの目的はインドの法律事情を紹介すること
駐在情報だけなら私以外の多くの人がブログ等で紹介されていますので、このブログの独自の存在価値はありません。

とりあえず、今日Ganeshと話して確認したのは以下の2点(これらは以前から一応知っていましたが、あらためて現地の専門家に確認したという点では意義はあると思います。)。

・インドは(旧宗主国であるイギリスの影響で)判例法の国ではあるが、法令は全て成文法で存在する。憲法はもちろん、民法、刑法、会社法、金融関連法その他全ての法令は成文で規定されている。

・インドは各州の独自の権限が比較的強いものの、法令そのものは国が制定するもののみであり(日本でいう条例に相当するものはもちろんありますが。)、米国のように各州が独自の法令を制定するわけではない(たとえば、「デラウェア州会社法」に相当するような州が定める法令は存在しない。)

これらはインド法律事情の基本中の基本であるわけですが、今後もインドの法律をどんどん紹介していければと思います。

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Ganeshとの面会を終え、事務所が紹介してくれたもう1つの不動産業者とフラットを見に行くことになりました。
最初は3件と言っていたのですが、最終的には8件も回ることになりました。親切心なのか商売っ気なのかはわかりませんが、正直、雨が降る中(ムンバイは現在雨季なので、毎日雨です。)、オートリキシャででこぼこの道を進み倒して8件の家を回るのは激しく疲れました。

Img_2543

ちなみに、オートリキシャに乗ったのは初めてだったのですが、乗り心地は悪くありません。
座席から運転席はこう見えます。

今日の不動産業者が紹介してくれたフラットは、どれ1つを取っても昨日までに紹介を受けた4件よりもましな物件でした。
インドの物件の余りの高さと設備の悪さに驚いていたのですが、単に昨日までの不動産業者が無能であったという可能性も大いにあると思います。

8件いずれも同一の地区にあり、個別に差はあるものの、どれも事務所まではタクシーで30分程度とのことです。
ちなみに、インド人が「タクシーで○分」というときは、たいてい「混まなければ」という仮定が暗黙でついているのですが、ムンバイの交通事情を見る限り、「真夜中や早朝をのぞいては混まない時間は存在しない」ので、無意味この上ない仮定です。
必ず、混んだときにかかる時間を聞くべきです。
(これら8件については、混んだときにはだいたい50分から1時間かかることが、後でわかりました。)

1件目
これは当たりです。
ちょっと狭目ですが、設備も新しく内装もこざっぱりしていて、「こぎれい」という表現がぴったり。何より、シャワーとトイレが完全に別れているのが気に入りました。エレベーターに乗る必要が無い1階なのも よし。家賃も月3万ルピーと手ごろです。
この物件であれば、日本でも普通に借り手がつくと思います。
この後7件のフラットを回りますが、結局1件目を越えるものはありませんでした。

2件目
悪くは無いのですが、全般的な清潔さやまとまりで1件目に比べると見劣りします。
家賃も月4万5000ルピーなので、これなら1件目に住んだ方が良いです。
それでも、昨日までに見た4件のどれよりもましではあるのですが。

3件目から6件目
どれも一長一短で、結局1件目には及びませんでした。
悪くはないんですけどね…
どうでもいいのですが、インドでは「まだ前の人が住んでいる」のに、家主に連絡を取って建物の中を見せてくれます。もちろん、今の借主の許可は得ているのでしょうが、人の生活をのぞき見るようで何となく気まずいです。

7件目
建物ごと工事中のマンションに連れて行かれました。もちろん部屋も全面工事中。
壁すら完全に塗られていない家を見て、これからここに住むかどうかを決めるのは不可能です。
だいたい、いつから入居できるのかもわかりません。

8件目
トイレが和式(というかインド式)なので不可。以上。

というわけで、現在のところ1件目がトップランクです。Iさんが紹介してくれた不動産業者とは、月曜日に家を見せてもらう約束をしているのですが、そこであまり良いのが見つからなければ1件目に決めてしまおうと思います。

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8件も引き回されて困憊してホテルにタクシーで戻る途中、ものすごい渋滞に巻き込まれました。混んでいるというより、全く車が動かない。
タクシーの運転手によれば、「首相が通るから交通止めしているようだ」とのこと。ほんまかいな。

Img_2551

あまりにも動かないので、皆、車から降りて窓を磨き始めたりし始める始末

結局、通常の渋滞なら1時間の道のりが、2時間半以上もかかってようやくホテルに着きました。
ムンバイの交通事情は最悪なので(これは追って詳しく説明します。)、タクシーの中に2時間半もいるとダメージが半端ではありません。

今日は本当に疲れました…

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