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9月7日 -発熱、家捜し⑥-

とりあえず生きています。

まだ体調は完全ではありませんが、ようやく家も決まりました。

経緯はおいおい。

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9月7日(金)

朝起きると喉に激痛が。
全身に筋肉痛。
かなり強い頭痛と悪寒もあります。

とうとう来ました。
発熱です。
病名は風邪と信じたいところですが、とりあえず不明です。

お腹はインド到着3日後から今に至るまで壊れっぱなしなわけですが、この上さらに発熱が重なるのはきつい。

事務所ではまだ具体的な仕事はないし、休んでしまおうかとも思ったのですが、幸い、症状はそれほど重くなく(朝の段階では薬を飲めば我慢できるくらいでした。)、また今日は不動産業者とのアポイントがあるため、事務所に出ることにします。

とはいえ、やはり頭はぼーっとしています。
通勤タクシーの中でもずっと寝ていました。

タクシーからの降り際、例によって500ルピー(約1500円)とふっかけられました。
エアコン付のタクシーはそうでないタクシーより料金が高いのですが、それでもホテルから事務所までは高くても250ルピー程度が相場です。

ムンバイのタクシーは、きちんとした会社が専用に雇ったものでない限り、外国人に対しては、ほぼ100%料金をふっかけてきます。
相場を知っていれば、「高い」といって交渉可能なのですが、そうでなければ、インドのタクシー料金は先進国に比べて安いこともあり、(特に外国人は)払ってしまうようです。
彼らには外国人は鴨が葱を背負っているように見えるのでしょう。

「高い」というと、「今日は送迎だから高くなったんだ」などと色々言い訳してきます。
朝からあまり揉めるのも気分が悪いので、350ルピーで妥協し、払って出ようとしたところ、「More Thirty!」などと言ってきました。

体調が良ければ絶対に払わなかったでしょうが、今日は体調がすぐれず、また議論になるのも面倒だったので、さっさと払ってタクシーを出ることに。
が、さきほどの350ルピーで小さな札を使いきってしまったため、30ルピーの持ち合わせがありません。
「ないから払えない」というと、「お釣りがあるから大丈夫」と言って、私の手元から500ルピー札を抜き取り、なんとさっき私が払った350ルピーの中から120ルピーのお釣りを渡そうとしやがりました。

「壺算」という言葉が頭をよぎります。
(直接リンクがなぜかうまくいかないので、目次からどうぞ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E8%90%BD%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%BC%94%E7%9B%AE

さすがに江戸時代のトリックに騙されるわけにはいきません。
強く「返せ!」と言って、500ルピーを取り返し、30ルピーは払わずにさっさとタクシーを降りました。

朝から余計な体力を使い、憔悴しきって事務所に入ります。

事務所に着いたものの、悪寒は強くなる一方で改善の兆しがありません。
症状悪化のスピードが全く弱まっていないあたり、どうも昨晩と今朝飲んだ風邪薬は全く効いていないようです。

午後12時半から電話会議に入ったのですが、これがまさかの2時間オーバーの会議で、終わったころには完全に足にきていました。
(英語の会議は内容を聞いて理解しようとするだけで消耗してしまいます…)

ふらふらになって会議室から自分のデスクに戻りましたが、冷房がどうにも辛く、事務所の受付の外にあるソファーに移動しました。
ここは外と気温が同じなので、体が温まります。

……

気がつくと午後5時。
背中は汗でびっしょりですが、暖かいところで少し眠ったせいか、体調は電話会議直後よりもましになっています。
これなら何とか不動産業者のところに行けそうです。

荷物を抱えて流しのタクシーを拾い、行き先を告げます。
例によって座席は激しく臭いですが、もはやそんなことを気にしている余裕などありません。
あとは到着するまで一眠り…

Three fifty, OK ?

運転手のでかい声で意識が戻りました。
最初は意味がわからなかったのですが、どうも値段を先決めしたい様子。
が、350ルピーというのはありえません。
Amarchandから不動産業者のオフィスには何度も行きましたが、普通にタクシーに乗った場合、どんなに混んでいてもメーターどおりに支払えば30ルピー程度のはず(ムンバイのタクシーは、独特のメーターに基づいて料金を算出します。たとえば、メーターの数字が1.00のときには13ルピー、2.00のときには27ルピー等)。

「350って何だ? メーターどおりに払う。」

と言うと、英語がわからないふりをしやがります。

「Pay!  Meter!  OK!?」 だけの英語がわからないわけないだろう、この野郎。

朝の出来事もあり、一気にアドレナリンが放出されます。

「降りるから止めろ」と言うと、「No go down, two fifty OK?」 などと言い始めました。
英語はわからんのとちゃうんかい、お前。

完全に頭にきたので、とにかく止めろと言って強引に降りました。
ちなみに、No go down 以下の数字は、最後には100ルピーまで下がりましたが、それでも相場の3倍であるあたり、完全になめられています。

別のタクシーを拾って不動産業者のオフィスに向かったのですが、どうも最初のタクシーが全然違う方向に進んでいたようで、一方通行の道などを迂回して、もと来た道を戻ってさらに不動産業者のオフィスに戻るのにえらく時間がかかってしまいました。

ようやく不動産業者のオフィスに到着すると、「フラットの交渉がまとまったので、今から現地で家主と面談する」とのこと。
何でも、以前見せてもらった4件のフラットのうち、2番目に気に入ったフラットの家主が「6ヶ月契約でも良い」と言ってくれたらしく、家主の気がかわらないうちに手付契約してしまった方が良いとのことです。

実際、「6ヶ月契約」というのがものすごい足枷になっているだけに(ムンバイの家主は最低でも1年契約を求めるのが通常です。)、これは嬉しい。
このフラットは、窓からの眺めは最初に決めたフラットには及びませんが、設備は4件の中では最も良く、有力候補となっていたところです。

異存はないので、早速家主と面談し、その場で手付金を払ってしまいます。
家賃は6ヶ月分を前払い、デポジットは家賃1か月分です。
なぜか、半分以上の金額を現金で支払ってほしいと要望されました。

理由は察しはつきますが、いったんこちらが払った賃料について、家主が所得として申告するかどうかは私の知ったことではありません。
銀行で私が引き出した現金を不動産業者が受け取り、私が自ら現金輸送のリスクを負わないことを条件に了承しました。
明日、不動産業者が正式な契約書をホテルに持ってきてくれ、私がそれにサインすることで正式な契約になるとのことです。
さすがに、もうひっくり返されることはないでしょう。

家主との面会が終了すると同時に、怒りのアドレナリンの効果が切れたようです。
一時的に上がっていたテンションがあっという間に下がり始め、また悪寒を感じてきました。
余計な体力を使ったせいで、さっきより悪くなった感じです。

不動産業者にホテルまで送ってもらい、強めの解熱剤を飲んでベッドに入りました。
そういえば、今日は朝から何も食べなかったなあ…
胃が痛い…

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コメント

体調を崩したとの日記の後に更新が途絶えたので、本当に大変なことになっているのではと結構心配になってました。
無事とはいえないものの、何とか生きていて下さって良かったです。
それにしても、ここを読めば読むほど、次の出向者になりたいという気持ちはおろか、旅行でも絶対行きたくないと思わされてしまうのは私だけでしょうか…。

何はともあれ、家が決まったのは何よりですね。
今頃既にひっくり返ってるかも知れませんが…。

お大事に…。

投稿: フジ | 2007年9月12日 (水) 09時32分

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