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最近のこと

「最近あまりひどい目にあっていないようで面白くない」というお便りをいただきました。

呪われろ

いや、少なくとも1日に1回くらいは、日本人の通常の感覚からして耐えられない目、ひどい目にあってますよ。
いちいち書いていないというだけで。

嘘だと思ったら、ぜひムンバイで生活してみてください。
いろいろ思い知ることができると思います。

とはいえ、インドに着いた当初よりも、辛いとか嫌だと感じる基準はだいぶ下がりました。
自己防衛本能が働いたというか、この基準を敏感なまま保っていると、発狂しかねないということでしょう。

「なんで客を乗せている途中に公衆トイレに寄るの?お前のトイレタイムまで俺は料金を請求されるのか?」とか、
「あとお前絶対手を洗ってないから俺に触るな(インド人の男は、相手が男女を問わずよく体に触ってきます)」とか。

気にしない気にしない。

以下雑文。

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・牛乳
インドでは、生乳の牛乳(日本で普通に売っている牛乳)が手に入りません。
牛乳好きの人間としては、これは由々しき事態です。

なぜ生乳の牛乳がないのかについてはよくわかりませんが、
①牛は神聖な生き物なので、その乳を飲むなんてとんでもない
②搾乳手順や殺菌手順、新鮮さを保ったまま流通させる方法(要するに冷蔵流通)が確立していないので、生乳を流通させられない
かのどっちかだと思います。

流通過程での冷凍保管が必要な冷凍食品とかは普通に見かけるので、①の理由の方が強いのかな、と勝手に思っています。
まあ、牛乳の本質は動物の母乳なので、神聖な動物の乳を飲むという行為に抵抗があるというのはわからなくもありません。

生乳の代わりに、インドで流通しているのが、ネスレの保存乳です。
この保存乳、開封までは常温保存可能で、かつ賞味期限は製造から120日以内という恐ろしい仕様です。
たぶん恐ろしい量の防腐剤が入っているのでしょう(まあ、ネスレの商品なので健康に害があるということはないでしょうが。)。

ちなみに、あまり美味しくありません。変な粉ミルクを飲まされている感じです。
この保存乳、はたして本当に牛乳からできているのか、いったい何から作られていてどういう内容になっているのか、多少不安を抱きつつ毎日飲んでいます。

・インターネット
以前、自宅にブロードバンドが開通したと書きましたが、どうやらそれは間違いだったことがわかってきました。

先日、ちょっとした理由があって、パソコンが通信をどのように認識しているかを調べたのですが、どうやらブロードバンドではなく、携帯電話と同じパケット通信で情報をやりとりしているということがわかりました。
なんで有線通信でパケット通信やねん。

まあパケット通信とはいえ、1パケットあたりの単位がそれなりに大きく、かつ1秒間に20パケット前後のやりとりはあるので(ただし極めて不安定)、電話線とかと比べると早いです。
が、それも多少はという程度で、ブロードバンドとしては完全に落第点です。
動画は全く見られませんし、iTunesでの音楽のダウンロードには異常に時間がかかります。
CD1枚分ダウンロードするのに1時間近くかかるのは、ものすごく不便です。

インドで通信するようになってつくづく思ったのが、「今の日本(あるいは先進国)のインターネットの仕組みは、ユーザーがブロードバンドでアクセスするということを前提に作成されている」ということです。
日本のちょっとしたサイトにアクセスしようとしても、トップページがフラッシュ仕様になっていたりして、表示されるまでにものすごく時間がかかります。
日本の光ファイバーやADSLであれば、ものの数秒で表示されるのでしょうが、パケットのやりとりで表示しようとすると1分近くかかることも珍しくありません。

まあ、これは日本で高速インターネット網が普及しているということの裏返しでもあるので、基本的には良いことだと思うのですが、反面、高速インターネットが行きわたっていない国からの日本のウェブサイトへのアクセスを妨げているような気がしてなりません。
少なくとも、外国向けの情報も発信しようとしているサイトでは、トップページに無意味なムービーを入れたりするのはやめた方がよいと思います。

・言葉の定義
インドで生活していると、インド人と日本人との間の言葉に対する定義の違いをつくづく感じます。

たとえば、上で述べたブロードバンド。
家を借りるときの条件として、「ブロードバンドインターネットにアクセスできること」は最上位優先条件の1つであり、不動産業者にも何度も念押ししていました。
ところが、蓋を開けてみればパケット通信です。
確かにインドの一般的な基準からすれば、十分に高速通信なのでしょうが、日本のADSLの感覚で「ブロードバンド」という言葉を使っていた身としては、期待はずれもいいところです。

ほかにも、「すぐ着く(すぐ行く)」、「近い」、「早い」、「きれい」などなど、こちらがその言葉に与えている定義とインド人の定義とが全く違うとしか思えないことがよくあります。
インド人から正確な情報を引き出したいときは、抽象的な言葉はできるだけ使わない方がいいです。たとえば、到着までの時間を聞く場合、「あと○分?」という感じで具体的に聞いたほうがよいです(まあ、その場合でも「10分」と答えられてしまうんですが)。

なんで今更こんなことをいうかというと、インド人が「辛くない」と勧めてくれたカレーを食べてひどい目にあったらからなんですが。

・パソコン
ノートPCの調子がかなり悪いです。
ウインドウを5つ以上開いて作業をしていると、突然フリーズする確率が日に日に高くなってきました。
突然フリーズされて作業データがすべて失われたことも数知れず。

買ってからそろそろ丸3年なので、全体にガタが来ているのでしょうが、今故障されたら本当にたまりません。
休み時間を多めにとりつつ、何とかだましだまし使おうと思います。

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(追記)

ご指摘いただいたとおり、牛乳はロングライフミルクなので、上に書いている保存についての話は的外れなのですが、当時感じていたことということでこのまま残しておきます。
でも、やっぱりこれまずい…

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コメント

賞味期限120日の牛乳ですが、ロングライフ牛乳なのではないですか?
http://www.sujahta.co.jp/item/l-milk/long-index.htm
普通の牛乳と違って独特の味がしますが、あれはあれで結構好きなのですが。欧州では割りと一般的でした。
「製造から」ではなく、「購入から」にポイントがあるのならそれは驚異的ですが…。

DVDプレイヤーが壊れた上に、PCで動画が見られないということになると、本当に致命的ですね。
その辺りどう処理なさっているのか、次回kwsk...

>フジ様

ロングライフ牛乳ですね。
購入じゃなくて製造の間違いでした(本文修正済み)。
なんだ、わりと一般的なのね。しかも安全のようで安心した。

投稿: フジ | 2007年11月27日 (火) 10時14分

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