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アウランガバード旅行記 -エローラ編-

土曜日朝のJET Airline(インド国内の航空会社。サービスの良さに定評あり)の飛行機でムンバイからアウランガバードに向かいます。

スケジュールは7時15分発ですが、実際離陸したのは午後9時前。
まあ、いつものことです。
搭乗してから1時間半以上待たされたのですが、熟睡していたので待ち時間は気になりませんでした。

約1時間弱のフライトの後、ホテルからの迎えの車に乗り、10時過ぎにようやくホテルに到着しました。
到着がかなり遅れてしまったため、既にエローラ、アジャンタ行きのツアーバスは全て出発してしまっています。

ホテルで話を聞くと、この時間からだとアジャンタは少し遅いが、エローラなら十分行って帰ってこられるとか(エローラはアウランガバードから車で1時間弱で行けますが、アジャンタは100km以上離れており、車でも3時間弱くらいかかるそうです。)。
ちなみに、このホテルはClassicという現地の旅行会社が直営しているホテルで、レセプションでツアーの申し込みが簡単にできます。ただ、その分、お値段は1泊1000ルピー(約3000円)と、インドにしてはそれなりに高いです。

そこで、ホテルの車をチャーターしてエローラ石窟寺院に向かうことに。
1日チャーターで、ドライバー兼ガイドに払うチップも含めて1000ルピーでした。

途中、Daulatabadという古代の砦に少し寄りました。

Img_2626ここは、岩山をそっくりそのまま砦にしたもので、なかなか威圧感があります。遠くから見ただけでしたが、そのすごさは十分に伝わってきました。

さらに30分ほど車に揺られ、エローラに到着しました。
入り口で入場料と駐車料金を支払います。
駐車料金は10ルピーと安かったのですが、例によって、入場料はインド人10ルピーに対して外国人250ルピーと極端な差です。
250ルピーの代わりに5ドルでも良いという話だったので、手持ちのドルで払ってしまいました(レートで換算すると5ドルの方が安くなります。)

エローラ石窟寺院は、全部で34の石窟寺院群から成るのですが、その中でも最大かつ最高の建築は、16番目のKailasanath(カイラサナータ)寺院です。
ちなみに、入場券のチェックはカイラサナータ寺院の前でしかしておらず、事実上他の石窟寺院群はフリーパスで入れてしまうあたり、いかにカイラサナータ寺院がエローラで大きな地位を占めているかということが伺われます。

さっそくカイラサナータ寺院に入ります。

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これは凄いです。
なんというか、とにかく凄いです

彫刻の繊細さや美しさという点では、カンボジアのアンコール・ワットに一歩譲りますが、全体の構造や彫刻の豪快さでは文句なしにこちらの方が上です。
何より凄いのが、この建物全体が岩肌を彫りぬいてできたものであることです。

つまり、この建物や塔は、石を持ってきて作られたのではなく、もともとあった岩肌から作られたのです。足し算ではなく全て引き算で作られたのです。

よほど全体の構造を計算して彫らないと、引き算でこの規模の建物は作れません。
彫り始めたのは西暦756年なので、日本だとまだ平安時代にすらなっていません。

これまで色々な史跡、建物を見てきましたが、その中でも最上位に入ります。
一生に一回は見ておいた方が良いです(アンコール・ワットを見て感動した人なら特に)。

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Img_2703カイラサナータ寺院を、岩壁の上から撮った写真です。高さは30メートルを超えており、上から見下ろすと、いっそうその凄さがわかります。

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ちなみに、岩壁の上には、側道を通って上っていくのですが、インドらしく当然落下防止用の手すりなどないので、かなり危険です。                           

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カイラサナータ寺院の後、他の石窟寺院群も見て回ります。
カイラサナータ寺院のインパクトにはさすがにおよばないものの、それでもとても岩壁を彫って作ったとは思えない素晴らしい寺院に出会えました。

ゼロの概念といい、インド人の創造の力は本当に素晴らしいと思います。

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夕方にエローラからアウランガバード市内に戻ってきた後、ホテルに戻る前にBibi-ka-Maqbara(ビビ・カ・マクバラ)に寄りました。
入場料は、インド人が5ルピー、外国人が100ルピーまたは2ドルです。相変わらずすごい差です。

Img_2822タージ・マハルをモデルにして建築された廟だけあって、「ミニ・タージ・マハル」と呼ばれるほど、タージ・マハルに似ています。
池の向こうに見える姿は、さながらタージ・マハルです。

Img_2825ただ、さすがにタージ・マハルほどの費用をかけるわけにはいかなかったらしく、大理石は一部にしか使われていないそうです。
それでも十分美しいです。

Img_2823夕暮れに入りかけた中、美しい庭園を抜け、ぶらぶら歩くのはとても気持ち良いです。

インド人の家族連れがたくさん来ており、逆に外国人はほとんど見かけませんでした。 安い入場料もあり、地元の人々の憩いの場になっているようです。                                                                                      

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ホテルには午後6時過ぎころに戻りました。
レセプションで次の日のアジャンタバスツアーの予約を取ります。
往復+ガイド付きで300ルピー。まずまずリーズナブルだと思います。
朝8時半にホテルにバスが迎えに来るとのこと。

部屋に入って埃に汚れた顔を洗います。
小ぎれいという表現がぴったりの部屋です。

ご飯までまだ少しあるなー、と思いつつ横になり、あっという間に眠りに落ちました。
まさかそのまま次の日の朝8時過ぎまで眠り続けるとは思いませんでしたが。

確かに朝早かったとはいえ、これはあんまりです。
どうもインドに来てから睡眠時間がやたらと増えて困っています…

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