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Mumbai Marathon 2008

先週日曜日、テニスに行こうと家を出たところ、前の道路が完全に封鎖されて車が一台も通っていないという光景に出くわしました。

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最初は状況が理解できなかったのですが、路上をゼッケンを付けて走っている人を見て、今日はムンバイマラソン開催の日であったことを思い出しました。
そういえば確かに話は聞いていたのですが、すっかり忘れていました…

ムンバイ市内をほぼ一周するマラソン。

P1200060家の前は、ちょうど往路が14キロ地点、復路が35キロ地点で、皆復路を走っています。
私が家を出たのは午前10時半ころだったので、おそらくスタートは午前7時か8時ころだったのでしょう。

P1200059疲れがピークに来ているであろう上、道が緩やかな上り坂になっていることもあり、多くの人が歩いていました。
                                                          

しばらくマラソンを眺めていたのですが、テニスは11時からなので、いつまでもこうしているわけにはいきません。
家からテニスコートまでは車で20分程度なので、いつもはテニス仲間の車に乗せてもらうか、タクシーを拾っています。が、この分だとテニスコートまでの道が全部封鎖されている可能性があるため、とりあえず幹事に電話をかけて状況を聞いてみました。

…どうやら、東のバイパス道路は動いているようで、今日の参加者は皆そこからテニスコートに向かっているようです。
バイパス道路で行くにしても、とにかくタクシーを拾う必要がありますが、道路は見渡す限り通行止め。

仕方がないので、あまり期待せずに家の前のガードマンに聞いてみました。

「マラソンの通行止めっていつ終わるかわかりますか?」
「(ジェスチャーとともに)わからない」

「この近くで通行止めになっていない道路はわかりますか?」
「(ジェスチャーとともに)わからない」

「タクシーはどこで拾えるかわかりますか?」
「(ジェスチャーとともに)わからない」

…予想通り、迷子の子猫ちゃん問答になりました(まあ、そもそも英語が伝わっていない可能性もものすごく高いですが)。
さっさと会話を切り上げて自力で動いている道路を探しに行くことに。

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結論から言うと、1時間近くさまよった挙句、結局タクシーは捕まえられませんでした。

誰に聞いても、「どの道が動いているかわからない」っておかしくないか?
「どこなら動いているのか」を一切把握せずに、通行止めだけを受け入れているってこと?
そもそも、通行止めの範囲って皆に告知されているの?
頭の中に数々の?を浮かべつつ、結局諦めて幹事に欠席する旨電話しました。

帰ってフテ寝。
家の前の道路を見た時点でさっさと諦めておくべきでした。
この国には中途半端な期待を抱いてはいけないと知っていたはずなのに…

それにしても、いつもは車で溢れかえっている道路に一台も車が走っていないという光景にはちょっと感動しました。
きっともう二度と見られない光景だと思います。

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翌日の新聞によれば、ムンバイマラソンには21,000人もの参加者がいたそうです。

命知らずだなあ。

デリー、チェンナイあたりもそうですが、インドの諸都市は、工場からの排気や車の排気ガス、埃等によりものすごく空気が悪く、乾季はほぼ毎日のように光化学スモッグが出ています。それも、ひどいときには、100メートルくらい先の建物が煙って見えないというくらい濃度の濃いものです(最初に見たときには霧が出ているのかと思ったくらいで、光化学スモッグだと聞いて驚愕した記憶があります)。

こんなところでフルマラソンを走ったら、どれだけの量の有害物質を吸い込むか想像もつきません。
工業排水で汚染された海の中で必死で競泳しているに等しく、とりあえず、寿命を縮める行為であることは間違いないでしょう。

本来楽しいお祭りのはずのマラソンさえ命がけになってしまうムンバイの環境問題が改善されるのは、いったいいつのことでしょうか…

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コメント

昨年 ムンバイに一ヶ月滞在した時の のびっくりの連続の毎日を思い出し 一人笑っちゃいました(失礼)お仕事で行かれたのなら仕方ありませんが、プライベートで行ったのはほんとにおおばか!でした。ニホンジンは逆立ちしてもかないませんよ!私はタクシー運転手と毎日金額の交渉しました。最後は疲れ果てました。もうじきある東京マラソンは二ヶ月前からコースにでかい垂れ幕があちこちにwそれも考えもんですがwでもこのインドびっくり記行ったことある人でないと絶対わかんない!

>FOX 様

コメントありがとうございます。
本当にインドでは日本人の常識では信じがたいことが毎日のように起こるので大変です。

インドで生活を始めた当初がストレスが半端ではなく、本気でこの国を呪っていました。

投稿: FOX | 2008年2月 9日 (土) 20時58分

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