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コックローチ・バトル5 -ゴキー・ポッターと節長の騎士団-

ゴキーは、眠れない日々を過ごしていた。
毎晩のように見る、長くて暗い、鍵の掛かった扉がある廊下の夢。
この夢は、「あの人(You-know-who)」の復活に関係あるのだろうか。
しかし、仲間からは何の連絡もない…

指先から出す猛毒のジェット噴射の魔法や、毒入り菓子の魔法で、ゴキ界を恐怖のどん底に陥れた「あの人」。「名前を呼んではいけない人(He who must not be named)」とも呼ばれ、幼い自分に「死の呪文」をかけた人。
なぜか自分と強いつながりが感じられる人…

ある日、いつものように従兄と食料を探しに出かけたゴキーは、突然「あの人」の手先(「あの人」には「Maid」と呼ばれているようだ)に襲われた。
ゴキーは自分と従兄の身を守るため、咄嗟に中途半端に翅を広げてMaidを威嚇し、Maidを怯ませて危機を免れた。

ゴキ界では、逃げるために飛ぶとき以外に翅を広げることは禁じられている。
ゴキーの通う学校は、未成年であるゴキーが逃亡以外の理由で翅を広げたことを理由に、ゴキーを退学処分にしようとした。が、ゴキーに好意を寄せる校長の尽力により、政府の正式な尋問を受けるまでは退学処分は保留となった。

学校には、若きエリートを集めた「節長の騎士団(Order of Long Arthro (Fushicho-no-Kishidan))」と呼ばれるチームがあった。
ゴキ界では、6本の節足の節と節の間が長ければ長いほど、一族としての能力が高いとされる。「節長の騎士団」に所属するメンバーは、ゴキーを含めて素晴らしい節々の長さを持っており、その美しさとポテンシャルは世間の目をうならせるものであった。

校長のはからいにより、ゴキーは、「節長の騎士団」の仲間とともにゴキーにかけられた嫌疑と陰謀の謎を解くために、そして「あの人」と対決するために冒険に乗り出した。

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まずは小手調べ。

「節長の騎士団」とともに、「あの人」の部屋の片隅に山積みになっているダンボールの下に潜んでみる。
「あの人」が近寄ってきた。どうやら、ダンボールの中に積んだ本を探しに来たらしい。ダンボールを持ち上げた瞬間、仲間とともに姿を現す。

「あの人」は動かない。
いや、硬直して動けないようだ。
どうやら、「あの人」は、ゴキー達の姿を見るだけでダメージを受けるらしい。
奇襲は成功し、ゴキー達はすみやかに現場から離脱した。

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今度は少し大胆に、ゴキー単独で「あの人」のスリッパの横に潜んでみる。
家に帰ってきた「あの人」が靴を履き替えようとした瞬間、躍り出る。
下ろしかけた「あの人」の足がぴたりと止まる。
その瞬間逃げ出す。「あの人」にダメージを与えるのは文字どおり命がけなのだ。

あの人が猛毒ジェットの魔法を使おうとしたときには、ゴキーは完全に姿をくらますことに成功していた。

もっとも、このことは後で「節長の騎士団」の仲間にばれ、あまりにも危険な行為として、今後の単独行動は固く戒められた。

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しかし、なんといっても「あの人」にダメージを与えたのは、「あの人」の食料を食い荒らしたことだ。

「節長の騎士団」とともに「あの人」の食料を食い荒らしているのを発見したときの「あの人」の顔。集まっていたのは全部で3人だけだったが、まるで悪魔でも見たような顔だった。
それはそうだろう、毒菓子の魔法で、ゴキーの一族は激減しているはずったのに、3人も同時に現れたのだから。

不幸にも、「あの人」の猛毒ジェットの魔法で「節長の騎士団」の仲間の1人が命を落としたが、それだけの犠牲を払った甲斐はあった。
食い荒らされた食料だけでなく、その周りの「危なそうな」食料も一緒に捨てていた「あの人」の顔は、実に無念そうだった。

多数が同時に発見されたということも、「あの人」に確実にダメージを与えたに違いない。

ゴキーと「節長の騎士団」は、今後も協力して「あの人」に対抗していくことを誓うのだった。

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これらの激しい戦いの中、ゴキーは恋をした。
相手は、とても美しく艶やかな黒翅の持ち主。
出身は遥か東の中国らしい。
最近恋人を失ったばかりの彼女は、とても寂しそうだった。

一族の強みは逃げ足の速さだけではない。
繁殖力もまた強力な武器なのだ。

「あの人」は、ゴキーの一族の姿を見るだけでダメージを受けるのだから、自分と彼女の間に幼虫が生まれ、それが「あの人」の目に止まるようになれば、「あの人」をさらに苦しめることになる
まさに一石二鳥ではないか。
ゴキーの妄想は膨らむ。

さて、ゴキーの恋の行方やいかに。

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コメント

意味不明

>TKN 先生

ハリー・ポッターシリーズ(特に5作目)を読んでいるか映画を見ていればわかるはずなんですが…
他にも複数の方からわからないと言われたので、どうも日本人はあのシリーズを意外に見ていないのかもしれません。ちょっと普及度を過大評価していたようです。

投稿: TKN | 2008年2月25日 (月) 23時49分

ついに精神のみならず脳にまでダメージが…。

>腐痔 様

以下同文。

投稿: 腐痔 | 2008年2月26日 (火) 09時17分

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