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傾くインド経済 -ICICI Bankで取り付け騒ぎ-

ICICI Bank faces a run in South Gujarat
http://timesofindia.indiatimes.com/articleshow/43103827.cms

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インド最大の民間商業銀行であるICICI Bank(実は私も口座を持っていたりします)のサウスグジャラートにある支店で、取り付け騒ぎが起きました。

資源高に伴うインフレと、アメリカの金融危機に端を発する世界経済全体の変調を受け、年初来、インド経済は傾きっぱなしなわけですが、ついに(地方都市でとはいえ)ICICI銀行で取り付け騒ぎが起きたかと思うと、いったいどこまで落ちていくのかと恐ろしくてなりません。

アメリカの金融危機を受け、世界中の金融機関が決済用のドルを確保しに走った結果、現在世界の主要インターバンク市場含むではドルが枯渇状況に陥っており、LIBORが4%を超えるという恐ろしい事態になっています。
(ちなみに、10月に入ってからは、東京市場もドル供給がほとんどできなくなっています)

マーケットでドルが調達できない金融機関は、やむをえず主要国の中央銀行によるドル放出供給に参加しているのですが、この供給に参加できているのはほぼ日米欧の金融機関だけであり、インドをはじめとした発展途上国は、このドル供給から排除されています。

その結果、発展途上国では貿易決済その他に必要なドルが調達できず、金融機能が目詰まりを起こしています。
今回のICICI Bankの取り付け騒ぎも、この流れと無関係ではないでしょう。
それだけに根が深いといえるかもしれません。

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ちなみに、私はインドに行く際に、インドの経済ニュースをこまめにチェックするためのモチベーションにしようと思って、インド株式ファンドを購入したのですが(購入時期は2007年8月)、2008年10月現在、なんとファンドの基準価格は当時の半額以下になってまっています。

結構な金額を購入したため(金額があまりに小さいと興味が失せてモチベーションが維持できないかも、とか余計なことを考えたため)、含み損が半端なく、現在解約したくてももはや解約できないくらいのマイナスになっています。

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実はこういう事態になっているのはインドだけではありません。

いわゆる経済新興国と言われている中国、ブラジルでは、去年の後半以降、軒並みすごい勢いで主要株式市場の株価が暴落しています。たとえば、中国ではすでに株価は年初の半額以下になっています。

ロシアに至っては、あまりの株価暴落っぷり(こちらも年初の半額以下になっています)に証券取引所を一時的に閉鎖し、一切の売り買いができないようにするという荒業に出ています。
お国柄というか、さすがのがぶり寄りですね。

とりあえず、BRICsとか言ってた奴、出てこい。

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