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Consolidated FDI Policy

以前、こちらの記事で、2010年ドラフトプレスノートについて紹介しましたが、パブコメ期間を経て、本日2010年4月1日付けで、「Consolidated FDI Policy」として、正式な通達として施行されることとなりました。
(通達としての名称は、Press Noteではなく、Circularとなったようです)

http://siadipp.nic.in/policy/searchmain1.htm

http://siadipp.nic.in/policy/fdi_circular/fdi_circular_1_2010.pdf

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内容を見ると、ドラフト段階では66頁だったのが、施行段階では102頁と大幅に増えています。

もっとも、71頁以降は、別紙として書式等が添付されているだけですので(ちなみに、これらはインド準備銀行のMaster Circularに添付されているものと同じものです)、実質的な増量分は5頁程度といったところでしょうか。

ざっと中身を見ると、外国投資の規制業種に関する記載について、大幅に説明が加わっているところもあり、ドラフト段階からは相当程度変わったといえるでしょう。

以前紹介したとおり、「Consolidated FDI Policy」は、現時点でのインドにおける外資規制をまとめた通達であり、今後も年に2回(毎年4月1日と10月1日)にアップデートが予定されていることから、インドにおける外資規制を概観する際には不可欠となる資料です。

そのため、今後、インドの外資規制について何かを調べる場合、必ず目を通さなければならない資料であるといえるでしょう。

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ということで、現在、鋭意和訳作成中です。

これまでの2006年4号や2008年7号といった重要なプレスノートの和訳は、本ブログで無償で配布していたのですが、今回は(頁数の多さもあって)和訳にかかる手間が半端ではなく、私の所属事務所の協力も大幅に仰がなければならないため、ちょっと本ブログでの掲載は難しいかもしれません。
(このレベルになると、もはや一大著作物になってしまい、私の一存でどうこうできる範囲を超えてしまうためです…)

どこかの論文雑誌に発表はすると思いますので、和訳を参照されたい方は、そちらをご覧いただければと思います。
(なお、事務所主催のセミナー等に来ていただければ、その場で配布されるということはあるかもしれません)

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さて、Consolidated FDI Policyとは別個に、2010年3月25日付けで、2010年プレスノート1号が発行されています。

http://siadipp.nic.in/policy/changes/pn1_2010.pdf

この通達は、こちらの記事で紹介した、一定額以上のFDIを行う場合の内閣経済対策委員会(Cabinet Committtee on Economic Affairs)の事前承認が必要となる基準について、これまでは60億ルピー(約120億円)であったのを、倍額の120億ルピー(約240億円)にまで引き上げたものです。

これについては、次の記事で詳細を解説したいと思います。

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