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小規模企業産業(SSI)指定品目の減少

久々の解説記事です。

2010年7月30日付けで、小規模企業産業(Small Scale Industry)指定品目が1つ減り、21種から20種となりました。

具体的には、整理番号147番の「射出成形熱可塑性プラスチック製品」が削除されました。

「射出成形熱可塑性プラスチック製品」には、サブ分類として、「直径110㎜以下の導管を含む塩化ビニールパイプ」と「直径110㎜以下の導管を含む塩化ビニールパイプの取付器具」の2つがありましたが、これらがまとめて削除されています。

詳細は、こちらのウェブサイトをご覧ください。
http://www.dcmsme.gov.in/publications/reserveditems/resvex.htm

削除されたものはこちら
http://www.dcmsme.gov.in/publications/reserveditems/deserved2010.pdf

減った後のリストはこちら
http://www.dcmsme.gov.in/publications/reserveditems/reserved2010.pdf

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小規模企業産業(SSI)指定品目って何? という方のために、以下、簡単な説明です。

Consolidated FDI Policyの5.5項は、インド非居住者が、小規模企業用産業(Small Scale Industries (SSI))を営む小規模企業に24%超の投資を行う場合 、当該外国直接投資については、インド非居住者側において、インド外国投資促進委員会(FIPB)による事前承認を取得する必要がある旨、規定しています。

つまり、一定品目の生産事業については、小規模企業に優先的に留保しているわけです。

小規模企業用産業(SSI)とは、1951年産業開発および規制法(Industries (Development and Regulation) Act, 1951)に基づき、インド政府中小企業省(MSME)が小規模企業用産業(SSI)として指定する品目の生産事業をいいます。

インド政府中小企業省により小規模企業用産業(SSI)に指定された品目は、原則として零細企業(Micro Enterprises)および小企業(Small Enterprises)のみが生産することができ、その他の者が生産事業を行おうとする場合、産業ライセンスの取得が必要となります。
具体的には、SSIを、産業ライセンスの取得なくして営みうるのは、機械装置に対する設備投資が5000万ルピー未満の零細企業または小企業(以下、総称して「小規模企業」といいます)のみです。

従前は、多くの品目がSSIに指定されていました(2005年の時点ではSSI指定品目の数は500を超えていました)が、その後インド国内の規制緩和の流れに沿って、SSI指定品目は漸減していき、今回の2010年7月30日の改正前は、21品目まで減っていました。

ちなみに、2007年以降の減少ペースは、以下のような感じです。

・2007年末の時点で114品目

・2008年2月5日付けで35品目(79品目が削除)

・2008年10月10日付けで21品目(14品目が削除)

・2010年7月30日付けで20品目(1品目が削除)

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このSSI指定品目の規制については、遠からず完全撤廃されるとも言われていますが、現時点ではまだ20品目が生き残っていることに注意が必要です。

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